CoderDojoアドベントカレンダー22日目の記事です!
少し前に「技術的スキルを必要としない場面でのメンタリング」というタイトルでCoderDojo Foundationのドキュメントを紹介しました。
そのドキュメントではメンターをする上での話しでしたが、今回は当日CoderDojoに来てメンターする以外でもCoderDojoに関われることの1つとしてドキュメントの翻訳があるよって話しです。
今年からCoderDojo Foundation主催による全世界的翻訳イベント「Content Hackathon」が開催されています。
Content Hackathonとは
24時間開催されるイベントで開催される日の24時間の間の何時間でも良いので、CoderDojo FoundationがKataに掲載しているドキュメントを自分たちの国の言語に翻訳し、CoderDojoに通っている子供たちのリファレンスを増やそうというイベントです。今までに2回開催されました。
1回目:2017年7月15日
2回目:2017年12月2日
私は2回ともコミットしました 🙂
参加方法
まずはフォームから参加申請する
参加方法は簡単です。
CoderDojo FoundationのコンテンツリードのPhilipさんがContent Hackathonを開催する時は毎回CoderDojo FoundationのブログやMLに投稿してくれます。
そのブログ記事に参加申込フォームがありますので、そちらに自分のメールアドレスを伝えるだけです。
そうすると今後の手順が書いたメールが送られてきます。
メールを振り返ってみると、Philipさんは土曜日の12時〜翌日日曜日の12時までオンラインにいる予定です!とメールには書いてましたが、本当にいたかどうかは知りませんw
Slackに参加する
何か困ったことなどのコミュニケーションを取るためにSlackに参加します。
知らない人がいるかもですが、CoderDojoには全世界のCoderDojoのChampionやMentorが参加しているSlackがあります。以下のURLから申請する参加することが出来ます。
https://coderdojo.com/coderdojo-global-slack/
「This group is for Mentors and Champions in the CoderDojo Community.」って書いてあるね・・・うーむ・・・ChampionやMentor以外で翻訳として関わりたい人はこのSlackに入れないのだろうか^^; まぁ、Mentorの一員ってことで良いのだろうと思うのですが。
タスクの割当をされる
参加表明をした人はPhilipさんが担当の割当をしてくれます。
僕はHTMLのドキュメントを翻訳する担当になりました。
作成した成果物は以下のURLで見ることが出来ます。
http://kata.coderdojo.com/wiki/Beginner_HTML_%26_CSS_Sushi
あともう少しで完成って感じです。一部画像がでてなかったりレイアウトが崩れています。
お正月休みに完成させようと思います。
翻訳に使ったツール
Gitbookというツールを使いました。ドキュメント作成に特化したGitHubのようなサービスのようです。
Markdownで作成ができ、PDFやePubに変換し出力してくれます。
https://www.gitbook.com/
担当するものによっては違うサービスのものもありました。
たぶんドキュメントを作成する場合はGitbookで翻訳ファイルを作成する場合は違うツールを使っているようです。
まず、Primary Version を Change Request します。Change Requestをするとタイトルとどういう変更をしたいのかの要求を書くことができ、変更をする為の環境が作成されます。(Primary からのBranchが作成されます。)
英語から日本語に翻訳をするのでChange Requestした時に出来た環境の中のenディレクトリをコピーしてjaディレクトリを作成し、英語から日本語に翻訳をしていきます。
あとは変更したらPublishをするとcommitされていきます。
完成したらChange Requests ページから自分のリクエストを探し、Primaryにマージをします。
Change Requestは国毎に1つのリクエストでした。なので、日本語チームは同じBranchにCommitをし、最後完成したらPrimaryにマージという形になります。
そうするとGitbookが自動で整形されたPDFやePubを作成してくれます。
実はCoderDojo KataにあるSushi Cardのドキュメントへのリンク先はGitbookが出力したPDFにリンクをしています。
まとめ
私は今回Gitbookのような普段使わないようなツールを使ったり、この作業って世界中の人達とやってるんだなーって思うとすごくテンションが上がって楽しかったです。
是非、あなたも僕や海外の方と一緒に翻訳作業をしませんか?興味がある人がいたら、SNSなどで声かけてください 🙂