CoderDojo運営の虎の巻

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この記事はCoderDojoアドベントカレンダー25日目の記事です。

「虎の巻」とか付けてタイトルでちょっと釣ってみましたが、4年間CoderDojoの運営をしてみての自分なりのノウハウ?を書いてみようかなと思います。
CoderDojoは主宰者によって運営方法が異なります。あくまで自分なりのノウハウです。地域や関わってるメンバーによっては参考にならないかもしれないですが、何かの参考になれば良いなと思います。

なお、以下で出てくる集計情報は私が個人的にネットで検索し集計したものになります。
各全国のCoderDojoチャンピオンに確認をとったものではございませんので、集計に間違いがある可能性があります。ご了承ください。
※ 集計は全世界ではなく、国内のCoderDojoの集計になります。

CoderDojoを「始める前」

1. イベント管理ツールを利用しよう!

CoderDojoは定期開催のコーディング道場です。日本のほとんどのCoderDojoは月1回の開催をしています。(本場アイルランドのDojoは毎週開催のようですが・・・)
毎月イベント運営を楽にするためにはイベント管理ツールは必須です。是非準備した方が良いと思います。

イベント管理ツールには例えば以下のような機能があります。

  • キャンセル / キャンセル待ちの自動繰り上げ機能(繰り上げ時に自動でメール送信)
  • イベント募集開始時にメール一斉送信機能
  • ユーザー側でメールアドレス変更機能

などなど

ちなみに以下のグラフは全国のCoderDojoの集客の方法です。
connpassが一番人気ですね。その次がDoorkeeperです。2つともイベント管理運営を助けてくれるサービスです。

広報も手伝ってくれます

CoderDojo西宮/梅田ではDoorkeeperを利用しています。
Doorkeeper や connpassなどの有名なイベント管理ツールを利用すると dots.  などの他のイベントサイトに掲載されたりします。またイベントをシェアしているTwitter Botなどでシェアされる可能性もあります。個人的には Google Forms などで独自集客をするよりはイベント管理サービスを利用する方が他のサービスなどでも勝手に広報してくれるので集客がしやすくなります。

また初めの頃はFacebookページで集客をしていましたが、Facebookページの集客では私がFacebookで仲良くしている方へはリーチをするのですが、それ以外の方々にはなかなかリーチが出来ていませんでした。Doorkeeper に変更をした後、私が仲良くしている層とは違う層の方々が参加するようになりました。イベントに特化したUIのものとFacebookページのように特にイベントページとして特化しているわけではないページのUIとでは参加しやすさが違うのかもしれないと思います。

以下のTweetはIT系?のイベントを拾ってシェアをしているBotです。CoderDojo広島のイベント情報をシェアしています。

2. WEBサイトを作成しよう!

上記イベント管理ツールを団体のWEBサイトの代用にするのも良いのですが、掲載出来る情報量が少ない為、出来れば団体WEBサイトを作る方が良いと思ってます。
CoderDojoへの参加を考えているメンターや忍者の親御さんはどういうDojoなのか事前にチェックしていると思います!

しっかりしたものを作るとなるとすごく労力が必要なので最初は完成度30%くらいを目指してとりあえずサクッと作ってしまうのも良いかもです。
以下のグラフはイベントサイトやFacebookページ以外でWEBサイト運営しているCoderDojoの割合です。
半数以上のDojoがWEBサイトを持っています。

以下のグラフは上記のWEBサイトを運営しているサイトではどんなサービス・CMSなどを使ってWEBサイトを運営しているかを集計したものです。

GitHub Pagesで運用してるDojoが多いですね。GitHub Pagesだとホスティング料が無料だし、複数人で運用管理が出来るので利用しているDojoが多いのだと思います。次に多いのはCMSのWordPressです。こちらもコンテンツの更新が非常に簡単におこなえて、自由に使えるテーマがたくさんあるので利用してるDojoが多いのかな?と思います。ですが、WordPress.org の場合はホスティングの利用料金が必要になります。(CoderDojoに無償で提供してくれるホスティング会社さんいらっしゃらないですか?汗)

CoderDojo西宮/梅田ではWordPressを使用しています。理由の1つとしては記事を更新するメンバーが必ずしもGitHubやHTMLを理解してる人ではないからです。エンジニアではない人でもCoderDojoに関われるようにハードルを下げています。

下記のグラフはFacebokページを運用しているCoderDojoの割合です。
WEBサイト持っているDojo数よりFacebookページを持っているDojoの割合が多いですね。Facebookページは手軽に始めれるのでWEBサイトの代わりに持っているDojoが多いようです。

3. 会場提供してくれそうな人にお願いしてみよう!

CoderDojo 実施するにあたって場所の確保は重要です。
スポンサーとして無料で貸してくれる企業やコワーキングスペースがあれば良いのですが、なければ有料の会場を探す必要があります。CoderDojo運営で一番の難所がここですね。

以下、現在CoderDojoが実施されている場所の集計をしてみました。

1番多いのやっぱり公共施設ですね。民間のレンタルスペースより格安で利用出来るのが理由だと思います。
これからDojo開催を検討されている方は以下の順番で探してみると良いかなと思います。

  1. 地元のIT企業で会議室やセミナールームを貸して貰えないかお願いしてみる
  2. 地元にコワーキングスペースがあれば無料で開催が出来ないかお願いしてみる
  3. 地元の大学を借りれないかお願いしてみる
  4. 近くの公共施設を探す

 

いきなりお願いに行くよりは地元で開催されるセミナーや勉強会に参加することで何か良い出会いがあるかもしれないです。
もしそういうのに参加できる時間があれば、積極的に参加するのが良いと思います!
懇親会の席などでぽろっとCoderDojoの話をしたら協力してくれるかもしれません。

部屋の選定のポイントは以下かな。

  • Wi-Fiが利用できるかどうか
  • 忍者・メンターの電源を確保できるかどうか
  • プロジェクターがあるかどうか
  • 入退室が面倒でないかどうか

 

CoderDojoを「実施中」

1. レイアウトに気をつかおう!

講義形式でレイアウトより、島を作って班毎にわけた形のレイアウトで実施しましょう!
サポートする側も講義形式のレイアウトより島のレイアウトの方がサポートがしやすいし、島の方が忍者同士の距離が近くなります。コミュニケーションが取りやすい形のレイアウトを検討しましょう!

飲食OKなら島毎にお菓子を準備してあげるのも良いかもです 🙂

以下、同じPDFですがページ毎にリンク先を設定しています。場作りの参考にどうぞ!

 

2. CoderDojoの主旨の説明時間を最初にしよう!

CoderDojoに初めて参加する親と子供達はCoderDojoがどんなところなのかわからず参加します。
いくらイベントページやWEBサイトに書いていたとしても読んでないのが当たり前という気持ちで、CoderDojoの最初にCoderDojoの主旨の説明をしましょう。最初にお互いの認識合わせをすることで、「なんでしっかり教えてくれないんですか?」という親御さんのクレームなどは減ると思います。

うまく主旨が伝われば、CoderDojo終わった後の後片付けなども積極的に手伝ってくれると思います。

3. 書籍を持っていこう!

ここ最近では忍者達は自分でやりたい本を持参してくれるようになったので私が色んな書籍を持っていく必要がなくなりましたが、初めの頃でまだ初心者の忍者を受け入れてた頃は書籍は必須でした。Scratch初心者のメンターも多かったし 🙂

以下、私がCoderDojoに持参していた書籍のリストを上げておきます。書籍購入の参考になればと思います。

 

4. バックミュージックを流そう!

仕事の会議とかでもそうなんですが、個人的に部屋が「し〜ん」っとしているの苦手なので、CoderDojo中やコミュニティの会議などではバックミュージックをかけるようにしています。音楽をかけるとリラックスできて、メンターや忍者達同士のコミュニケーションが増えたような気がします。

その時に役に立つのが以下のBluetoothのスピーカーです!小型なのでカバンの中に入れられてとても重宝しています!
これをCoderDojoに持って行ったら、メンターの数人が同じものを購入してました 🙂
価格も2,000円くらいとそこまで高くないのでお勧めです!

Anker® ポケットサイズ ポータブルワイヤレススピーカー 12時間連続使用 NFC対応 高音質 (ブラック)

5. ステッカーを配ろう!

CoderDojo西宮/梅田では最後の発表の時間に発表してくれた忍者にはステッカーをプレゼントしています。メンターも同じく発表したら貰えます 🙂
IT系のイベント(特にオープンソース系?)に参加するとたくさんのシールが貰えます。是非大きなイベントに参加したときはスポンサーブースをたくさん回ってたくさんステッカーをGETしましょう!

また、たまにGitHub Shopでオクトキャットのステッカーを購入をしています。オクトキャットは忍者もメンターもみんな大好きです!

あとこちらのステッカーもオススメです 🙂

 

6. その他備品を準備しておこう!

■ 電源タップ

会場で借りれる場合は良いのですが、貸して貰えない場合や1本しか借りれない場合などがあった場合大変です。
もしもの為に電源タップを準備しておくと良いです。

CoderDojo西宮/梅田では以下の電源タップを使ってます。Macの電源アダプターは大きいので、穴の位置はこの方向が良いです。
ELECOM 電源タップ 雷ガード 個別スイッチ ほこりシャッター付 6個口 2.5m ブラック T-K6A-2625BK )

■ Mini DisplayPort – VGAアダプタ

Macユーザーが発表できるように準備をしておきましょう。公共施設を利用する場合はかなりの確率でMini Display Portを貸して貰えません。

http://www.apple.com/jp/shop/product/MB572Z/B/mini-displayport-vga%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF?afid=p238%7CsSNKC4zD0-dc_mtid_18707vxu38484_pcrid_109882515557_&cid=aos-jp-kwgo-pla-btb-product-MB572

■ HDMI-VGA アダプタ

会場のプロジェクターがVGAしか対応してない場合があります。ここ最近販売されているPCにはHDMIしか対応してないPCがあります。もしもの為に変換アダプターがあると便利です。

サンワサプライ HDMI-VGA変換アダプタ (HDMI Aメス-VGAメス) ブラック AD-HD13VGA

■ HDMIケーブルケーブル

上記のHDMI-VGA アダプタとセットで使います。

Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル – 0.9m (タイプAオス – タイプAオス/イーサネット/3D/4K/オーディオリターン/PS3/PS4/Xbox360対応)

■ ルーズリーフと筆記用具

たまにメンターさんから「紙と鉛筆を貸して下さい」と言われることがあります。
口頭では説明が難しい時に紙に書いて説明をする為です。
エンジニアさんは普段ノートパソコンは持ち歩きますが紙と鉛筆はあまり持ち歩いていません。チャンピオンの方で準備をしておくと良いでしょう 🙂

自慢する時間を持とう!

もくもくと作業をするだけでなく、最後に自分が創ったゲームなどを自慢、紹介する時間を作りましょう!
忍者達は自分の作品をみんなに見て貰えたり、それを使って遊んで貰えることがすごく嬉しいです。まぁ、忍者に関わらず大人もそうですよね!なので、最後の30分くらいの時間を使って自分が創ったものを自慢する時間を作りましょう!

また、忍者だけでなくメンターも何か自慢したいものがあれば発表して貰いましょう!

1. ロジックまで見よう!

忍者が発表した後には「ここの処理はどうなっている?」と質問しコードも一緒に確認するようにしています。
この質問で忍者の習熟度がある程度分かります。作ったー!楽しかったー!だけではなく、次のステップの為にコードも一緒に見ましょう!

2. メンター、 忍者にも質問をしてもらおう!

発表の司会だけが質問するのではなく、メンターや忍者にも質問をしてもらうようにしましょう。
なかなか質問が出なければ、「〇〇さん何か質問ある?」と軽くふってあげると何か出てくることが多いです。

最後に

1. 運営は複数人で実施しよう!

運営は出来るだけ複数人で実施しましょう。メンターの中からやメンター以外の方で運営のお手伝いをしてくれる人を積極的に探しましょう。自分からやりたいと言う人は少ないかもしれませんが、お願いしたらやってくれる人はいると思います。
チャンピオンまではしたくないけど、一緒に地元のCoderDojoのお手伝いをしたい人はいると思います。

例えば以下のタスクなどがお願いできると思います

  • 会場の予約(細谷が担当)
  • 毎月の申込受付ページ作成(CoderDojo西宮/梅田の世話人会の土居さん、岡田さんが担当)
  • メンター募集ページ作成(CoderDojo西宮/梅田の世話人会の土居さん、岡田さんが担当)
  • 申込者からの問い合わせ対応(CoderDojo西宮/梅田の世話人会の杉山さんが担当)
  • 当日の受付(細谷またはCoderDojo西宮/梅田の世話人会の岡田さんが担当)
  • 当日の写真撮影(CoderDojo西宮/梅田の世話人会の永富さん、山本さんが担当)
  • 活動の様子をWEBに公開(CoderDojo西宮/梅田の世話人会の照井さんが担当)
  • 寄付金額の公開(細谷が担当)

2. メンター同士の交流を促そう!

その日、忍者との会話だけで終わってしまったなーとメンターに思われないように、出来る限りメンター同士も交流がもてるように工夫をしましょう。メンターの中には会社以外の人の交流もしたいと思って来てる人もいます。
CoderDojoが終わった後にカフェに行くとか、反省会をひらくなどをすると良いかもです。

3. 無理の無いように実施しよう!

CoderDojoはボランティア活動です。自分の無理の無い範囲で活動しましょう。
無理をしてしまうといずれ楽しさを忘れ継続が出来なくなります。
できる限り継続できるように無理なく実施しましょう。

当日のCoderDojoはパーフェクトな出来でなくても大丈夫です。忍者と一緒に失敗しながら慣れていけば良いと思います。

以上、いかがでしたでしょうか? 何か1つでも今後のCoderDojoの運営の役に立てば良いのですが…

では来年もメンター、忍者と共にCoderDojoを楽しみましょう! 🙂

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